East West Hondaism // Fun & Run Meeting 2021 With Honda Style Magazine

PHOTO,VIDEO&TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / HIRO MURATA)

SPECIAL THANKSOTAMA LLC

・East West Hondaism // Fun & Run Meeting 2021 With Honda Style Magazine

■Chapter.01

2020年に開催された第1回Fun&Run Meeting は、COVID19の影響で多くのCar EventがCancelとなった反動もあり、Indoor Car Showにおける常連のCar Clubが多数参加し、Honda ClassicsやTrack勢との異色のCollaborationが実現した。

我々”Element Freak Ojisan’s”も世界を代表すると豪語しても過言では無い、”イケてるElement”4台で参加していたことを記憶の片隅にでも残っていてくれると有り難い。

今年も開催!と元気よくAnnounceされたが、去年と同じ内容ならば・・・っと早々にElementのCar Clubとしての参加はしないという判断に。

しかし、出展Booth第2弾発表にFive Martの名を見て不参加を一転させる。関東でFurukawa-sanが手掛けたHondaを見るまたとないChanceとなれば、参加するのはMustだろ鼻息荒く調整。

今回のEntry Styleは、もはや何屋なのかベールに包まれ過ぎているOTAMA LLCでのBooth Entry。そう、kday!! Chapter9ぶりのOTAMA LLCとTokyonurのCollaboration。製品レベルではなくMind的な意味合いでの無形文化遺産的なDemo Carという誇大解釈・・・


■Chapter.02

Fan待望の関東上陸となったFive Martは1989 Quint Integra GSIとLHD Wonder Civicという2台のNeo Classicをお披露目。

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QuintはFurukawa-sanが長年保管していたものだが、諸般の事情で新たなOwnerの元に渡り、新しい息吹が吹き込まれる作業が行われた。

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無理せず、苦にならない、日常を楽しく快適に長く運転することができる。そういったConceptを持つCustom Carが昨今増えてきたが、この2台も”やり過ぎない”オトナなModifyが施された。

とは言っても、見えるところ、見えないところ、徹底的に手が入れられている。

※詳細はFive MartのIG Postをご覧あれ。

意外に感じるかもしれないが、私はQuintが好き。それは当時のCMが大好きな山下達郎のマーマレイド・グッドバイを始めとした名曲のオンパレードだったからだ。

“昔は良かったオジサン”とヒトコトで片づけてしまうのは悲しいが、当時のHondaが狙ってこういうクルマを作っていたというよりは、世の中のニーズと社風が噛み合っていただけなのだろうと思う。そう考えると、軽自動車しか売れないHondaというのも世の中のニーズと社風が噛み合っていると言えなくもないのだが、どうしても楽しさを感じることが出来ないのが悲しいね。難しいね。

昨年開催されたOsaka Auto MesseやX5 Osakaで公開されていたLHD Wonder Civic。

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“無類の日本製パーツ好き”という仮想OwnerがJCCSにEntryしたらこうなるだろう。という文化レベルでのJDMがMixされたUSDM。

無駄なモノは極力付けない。元からあるものはメーカー出荷時以上に美しく。Built By LegendsのMindに近しいものを感じさせられた。

MugenのMuffler。コレはシビレちゃうなぁっとOTAMA LLCのImamura-sanも呟いていた。

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Event終了時刻には関東のFive Mart Fanによる撮影会も行われた。

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Furukawa-sanは、最後にこうコメントしてくれた

“こんなに関東の人達に喜んでもらえるなら、もっと激しいのを持ってくれば良かったかな。ヒヒヒww(ちょっと悪そうな顔で)”

そう、Five Martと言えば確かにゴリッゴリなKanjo StyleのCivicをイメージする人は多いだろう。若しくは鈴鹿クラブマンレース仕様とかね。

とはいえ、今回のNeo Classicな2台はFive Martが製作する車両カテゴリーの懐の深さをPRするには丁度良いHondaだったと感じた。いい意味で期待を裏切っていた。Street、Racing、Restmod、なんならPajeroだってサラりとキメてくれるしね。

今回のFun&Runでダントツの存在感で全てをもっていったと言っても過言では無い、西のHonda Kingの存在感は尋常では無かった。


■Chapter.03

・Spoon

Thunderihill 25hにN-ONE RSで参戦することが既に発表されているSpoon参戦車両は既にSpoon Sports USAの管理下にあるが、日本の開発車両も同時進行で進められている。

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昨年と同じ姿のFK8だが、”実はコレ後期”とのこと。Spoonのエアロパーツを装着していることで、その判別をすることが非常に困難・・・Spoon HQに後期が停まっていることは日常的に見かけていたので後期を導入したことは知っていたが・・・

Spoon独自の催しとして、Jomoto-Senseiによるエンジン教室が行われた。B16Aのカットモデルを使用したエンジンオイルの流れ説明しながら、日々のメンテナンスの大切さを紹介していた。

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しかしよく見ればJomoto-senseiは痛々しい杖姿。先日、重度のギックリ腰で救急搬送されたとのことで、Thunderhillの車両制作と腰の復旧、どちらが先なのか全世界のHonda Tuning Freakの注目が集まる。無理をなさらず・・・

・Seeker

杉並Hondaトライアングルの一角のSeekerはSpoonと同じくFK8とN-ONEの2台を展示。

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・Concept

昨年はidlers 12hで勝利したK20 SwapのCR Zを展示したConceptだが、今年は嘗てEto-sanが所有していたFG2との再会となった。当日まで展示情報が一切明かされていなかった為、このSurpriseに思わずLEVEL one JapanのKumichoがDMをよこしてきた。

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2010年代のCustom Car史に名を刻んだHero Carだっただけに、Engineがかかって動く姿を久々に見ることができたのは幸運だったかもしれない。

・OTAMA LLC

説明不要と言いながら毎回説明している気がしなくもない、元SpoonのLegend Imamura-sanによるProject。Built By Legendsや多方面にご活躍をされている。

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当日はESRやPeriod CollectのApparelを販売していたが、それはBoothとしての建前的な一面であり、その実態はMakesに拘らないParts開発がメインだ。とはいっても、EGのドアノブやS660のShade DecalといったHonda向けの開発が多い。(表向きには)

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・Honda Cars三重 // HCM Sports Garage // Honda Style //Blitz

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■Chapter.04

個人の好みとして、”Civicの歴史においてEPは好きではない”と多くのヒトに公言してきたぐらいのEP型 Civicが苦手な私だが、2021年にSAGAMI PLATEのEP3が4台揃っているという事実はとても不思議な気持ちになる。

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カスタムベースとして淘汰されたうえで残った”Geekが過ぎるぜ・・・”といった上澄み集団なのだろう。

ヒトツ触れておきたいのは、EP3/DC5の諸悪の根源は”タラバガニ”とも表現されるFront Suspensionだ。これはHondaにおける黒歴史として葬りさられている。(同様の設計がElementに流用されたのが悔やんでも悔やみきれない設計だ)

と言いつつも、Hot VersionのDC5 Tuning解説(相談役)はElementの足回りSet Upの参考にしてしまうけどね・・・


■Chapter.05

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今回のEventで目に留まった1台がある。攻撃的過ぎないTrack StyleのS2000がとても素敵。 このようなEventに訪れると”有名で見たことのあるクルマ”ばかりになってくるが、この個体は完全に初見だった。

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一見するとVoltexのFront Bumperのように見えるがVoltexだとUnder Panelの造形がもっと張り出しの強い造形となるし、この丁度良いボリューム感はなんだろう・・・っとTokyonurの相談役Imamura-sanに聞いてみると、UPSTARTのYuuki-sanにアウトソーシングという名の公開調査(笑)が行われ、即刻判明。

Racing Factory Yamamoto//RFYのFront Bumperだということを、多くのHonda Geek達が情報提供をしてくれた。有難う。

RFYはNSXとS2000に特化した兵庫県のHonda Tuning Brandだ。これまでにもTokyo Auto Salonで何度か見かけていたはずなのだが、今回のこの個体で良さに気づくというのも、Ownerのセンスの良さが炸裂しているからだろう。

Exteriorは様々なBrandがMixされており、Side StepはToyoshima Craft、Rear DiffuserはSpoonだ。

日米ともに極めて珍しいEnergy GreenのSi(FC3)は、緑がCorporate ColorのOTAMA LLC – Imamura-sanも興味津々。Spoonの黄色と青を混ぜると緑になるからだとか・・・

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Fit ShuttleはVSAの作動範囲を体感したいのか、常にアツい走りをしていた。通常の走行会では場違いとなってしまうような車種でも、思う存分楽むことができるって良いよね。

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今年の参加車両で最も台数が多かったのはFK型 Civicだ。

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北米ではType R以外のグレードも爆発的なセールスを記録した10th GENが、日本でも”自動車愛好家”のCommunityにおいても、これだけの台数がいたのだなと気付かされた。

日本で手ごろ感のある車種選択をすると、Swift SportかRoadsterの2択ということになってしまう。言い方はアレだけど、それらの車種で群れるCommunityはちょっとカッコ良くはない・・・

日本の自動車愛好家達”における第3の選択肢になっているのかは定かでは無いが、そういった人達がFK7/FK8を購入しているとするならば、日本のHondaにとっては出来上がったCultureからのオコボレを有り難く受け取っておくべきだなと思う。 日本でも実はヒッソリと盛り上がった10th GEN Civicとしてね。


■Chapter.06

Honda Classics、Tuning Car、USDM、Show Car、ここまで異なるCategoryのHondaが集うことはこのEventしかありえないだろう。

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やりようと、魅せ方次第では、I Heart HondaやHDAYといった海外のHiQualityなEventすら超越するPotentialを持っているだけに、現在の参加者の気持ちを大切にして欲しいなと切に願う。


■After Word

西と東とタイトルを銘打ったわけだが、西のHondaのClub Sport CultureはSuzuka CircuitやCentral Circuitを舞台にしたEG/EK/Fit(普通車)によるTrack Racingが盛んだ。一方で東はどうだろうか・・・N-ONEとS660が圧倒的に多いのだ。

Five MartのFurukawa-sanも”こんなにN-ONEとS660が沢山いるのでビックリした”と仰っていたが、関東はTuning ShopがRaceをするというとN-ONEでのレースとなってしまうことが多い。

Tuning Shopの商品開発と経営面、そして将来性でも素晴らしいことはあるけれど、見ていてどちらが楽しいかと言われると非常に難しい課題でもある。

勿論、関東でRacingなCivicを所有している一般Ownerは大勢いるわけだが、Circuitに繰り出してRacingをしている個体は少ない。昨年FeatureしたYoshi-kunのEGのように、安全で気軽にRaceを体験する間口としてidlersは最適だ。自分のSkillにあった仲間達とGrass RootsなTrack Raceを是非体験してみて欲しい。

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