PHOTO,VIDEO&TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / HIRO MURATA)
・What A Hottie! Hottie! // Sports Land Yamanashi Track Day 2021
■Chapter.01
もはや日本の夏の風物詩となっている、山の中の協奏曲”SLY Summit”。昨年は開催を見送りCar Modify WonderやTK ClubがOrganizeするTrack Dayの専有枠を用いたMinimumなPackagingで各地を巡業するStyleがとられた。個人的は12月に開催された真冬のFrozen Track Dayが過ごしやすくて丁度良かったです。ハイ。
そして、2021年はSLY Summitと同様の8月最終週にGranz ProjectがOrganizeするTrack Dayが、Sports Land Yamanashiにて開催された。
お馴染みのLowbrainのCrewが集結したが、LowbrainのKaichoことYassanとRyohei-kunは諸般の事情でEntryせず。
とはいえ、アツいクルマ、アツいヒトが、好き好んで最もアツい時期にアツい場所(盆地)を目指してしまうという、いささか学習能力を問われる意味不明な習性を今年も垣間見ることとなった。もはや鮭の川登り級に脳にインプットされてしまっているとでも言うべきかなのか・・・
■Chapter.02
今回はBrand NewなMemberとして、#BATTLELEXUSのMasakiと、Zenki 14のHamu-chanがSLY Debutとなった。
昨年はS14純正AeroのNavan仕様でBuildしたHamu-chanのS14だが、ここ1年で”観るDrift”から、”自分でするDrift”への興味が増しNA→Turbo化が行われた。MishimotoのIntercoolerはBlue Label Auto Engineeringの”コンテナ相乗り便“を利用してお得に輸入することが出来たようだ。
また、Turbo化と同時にS14 ZenkiにとってTraditionalなDrift Carの姿と言っても過言では無い、”TRA-Kyoto”のBody Kitが装着された。Matt Powersを思い出すね。とはいえ、Bodyの再塗装や穴埋めといった要素は後回して現状はヒトマズ・・・っという段階なので、今後美しい仕上げをしてくれるはずだ。そして、Hamu-chanはDrift開眼1年目のSuper Rookieという意味でもある。
当日早朝、事前に合流ポイントを指定していたわけではない分散集合型の我々だったが、Chuo Freewayを走行中に自然合流してしまうのもこれまた良きFeeling。
現地に到着するや、SLY Shachoからの厳しい有り難いお言葉をDriver’s Briefingで頂き走行開始。
(要約すると、こいった世の中だとちょっとした軽はずみな行動だけでクルマ好き全体が簡単に悪者にさせられてしまう。世の中からそう思われないように、平時以上に己の行動に気を付けてるべきで、それはコンビニで長時間貯まったり、その一瞬の”当事者の楽しい光景”を見たヒトがどう捉えらるか。世知辛いけど少し考えればわかること。)
■Chapter.03
・Lowbrain
神の一族ことKamiya兄弟
次期1号機製作の話しも小耳に入ってくるJJは、今回も元Aveshin号のNA S13。
これ”NAだけどナカナカ速い”でLowbrain内でも最速Classだったわけだが、Technic面での成長が著しい次男YuyaのR31にいよいよ着いていくことが出来ないと兄貴が苦しむ。R31はTurboとはいえ、走行を重ねるごとにそのSkillをあげてきている。若さ=成長の伸びしろというのをまざまざと感じさせられる。
仲間のD1GP/Formula DのSupportで久々のSLY登場となったGenki-kun。
普段DriftというシチュエーションではMeet UpすることがないMasakiとのDriftを楽しんでいた。
昨年のEngine Blow後に載せ替えたEngineの非力さに苦しむAveshinは今回Lowbrain OGとしてマトメ役に。
YassanとRyohei-kunが不在ということもあり、Genki-kunと共にLow Brain Nice MiddleなOGISAN世代として感じるものがあったらしく、Lowbrain YouthとのPassionの差を夏の終わりと共に”オSentimental”に身に染みるのであった・・・
久々に #BATLTLELEXUSのMasakiの走りを見たわけだが、FSWのDrift ParkやGymkhana系と異なり”ちゃんとしたCourse”だと、普通にDriftしているんだなっとLEXUS DRIFTの進化を感じた。
お馴染み神出鬼没のHyperSuperPhotographerのTobby-sanは、BATTLELEXUSが初見だったらしく”うわぁー勿体ねぇ~”っとスピンする度に言っていたが、車両価格で言えばハチロクの方が高価ではあるよね(笑)
“もうBATTLEしなくても良いんですよ”っという言葉は彼には届かない。ご丁寧に左リヤを1st Cornerアウト側のバリヤにHit。またしても左側だけにBATTLEの証が刻まれていくことに・・・
そして、往復の燃料代のコスパ自慢がやめられないMasakiのイベント終了後コメントを見る度に、確実に無給油で帰宅することの出来ない俺のElementはなんなんだと燃料タンクを叩きたくもなる・・・
色んな意味で強烈なSLY DebutとなったHamu-chan。Galleryとしては伝説のFinal Bout SSJ 2019以来のSLYとなったわけだが、1 Heat目から豪快に振り回す走りを披露。
っと思ったら案の定最終コーナーのアプローチでアウト側の縁石に乗り上げリヤバンパーを小破。その後もHeatを重ねるごとにFront Bumperを小破してきたりと、着々とドリ車らしいルックスに仕上がっっていく・・・
そして最終Heatには完全にCourse Offし牽引されPaddockへ・・・しかし、見た目以上にDamageは大きくなく、LowbrainのCrewを始めとした手厚いPaisen達の協力もあり無事に自走で帰路につくことが出来た。
でも、初のSLYは”峠みたいで本当に楽しい”という初走行のヒトが皆言うお馴染みのコメントであった。
・4AG CLub
殺りすぎG-man!!!!
今回は、まさにソレofソレっという感じで場を盛り上げたKojima-sanだが、最終コーナーで前走者をPushし続ける(笑)
後追いがDriftしながら押すならまだしも、真っ直ぐになりなら押すのはLAPDのヤリクチだ(笑)
でも、今回はTeam内でも車両Potentialがバラバラだったので、Classも違ったりと楽しみ方も人それぞれ・・・なのか・・・
・Others
今回はLowbrain Nice Middle層の不参加や、4AG ClubのEntry Heatの分散(3 Classに分散)、昭和車Class無しということで薄味なSLYかと思っていたが、それはいい意味で大きく裏切られることとなった。
今回最も注目されていたといっても過言でないのが、2台のB310 Sunnyだろう。
4AG ClubのKojima-sanも”あんなドリフトが決まってるSunnyは見たことない”とその力強い走りに感激。
それもそのはず、バンパーレスの方が4AGで、もう1台は13BへのEngine Swapを行っているのだ。13Bはやや熱対策が辛そうであったが、あんなに元気よく走れるSunnyは見たことがなかった。
他にも、KPやCarinaも雰囲気だけでなくキッチリとDriftをしているTechnicianなOwnerばかりであった。
界隈で話題のKyoto License Plateの14 Zenki Faceの180SXと再びEncountした。
元Craft Shachoの3S Swap号
■After Word
毎年分かっていることだが、この時期のSLYは本当に暑すぎる・・・
これまで熱対策として板氷Hydration Vestを導入していたが、今回はMakitaのCooling Jacketを導入。それでも炎天下は地獄・・・
因みに、SLYは今年で40周年なんだよね。このカッコいいTシャツはClub Houseで1,980円という破格のPriceで販売されているのだ。(安いって言ってくれるなら一桁値上げしよーかなーっとShachoは言ってた)
しかもPayPay払い可能という、SLYにもハイテク化の波が押し寄せている。Toiletの前の階段の修復には時間を要したが・・・
都会の人達からは「えぇぇぇ!こんなのあるの!欲しかった!」という反応多数だったので、増産しといた方が良いですよ(笑)バックプリントだけなので、胸元にワンポイント入れて欲しいな。
■Bonus Images