PHOTO &TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / HIRO MURATA)
・Special Stage Dune Takeover!!! // Dirt Dependence Party 2021
■Chapter.01
日本の四季の中でも最も過ごしやすい、雪解けと晩夏に何の前触れもなく自然発生的に集うDirt Dependence Party(DDP)も今回で5th Annualとなる。
North Maneuverから始まったDDPだが、様々な事情を考慮しPismoやMint 400を彷彿とさせる現在のSpecial Sage Duneに場所を移す。
■Chapter.02
今回の大きなトピックといえばWallentine Motorsportsで製作された、Beetleの日本初お披露目だろう。
Ownerは勿論B.L.A.EのKizu-sanだ。そう、Kizu-sanはNext Stageへ進むために、あの伝説のTundraを売却し、馬力もサイズもカテゴリーも全く正反対のOff Road Racingの原点ともGrass Rootsとも言えるBeetleをChoiceしたわけだ。
Tundra売却時には、同じWallentineにて製作されたVW Thing(Type181)の購入が検討されるも、Family含め好意的に受け入れられるも、「エアコンと窓ガラスと屋根があるならね」っというKizu-sanのOKUSAMAの声により、Tundraの代わりとして車両入れ替えは叶わなかったというこぼれ話もあるのだ。
今回のShake Downでは車検も取得した車両のPotential Checkに留めたが、日本では極めてレアなDirt CategoryのStreet Legal Beetleが街に繰り出す姿に注目だ。
一見すると手数は少ないようにも見えるが、Detailを見れば拘り満載の個体だ。
子供からも、女性からも、お年寄りからも、カッコカワイイと言えるカスタムカーこそが、自分自身にとっても無理をせず長く愛情を注ぐことが出来る秘訣かなと思う。
■Chapter.03
DDPは何処のShop、どんなStyle、JDM、USDM、なにも縛りは存在しない。
それぞれが刺激を受け、新たなIdeaやInspireを昇華させてCultureをBuildしていく。
・Yu-san
以前のPostでは”King Shockとか入れない程よいAWD勢“として、普通に真似したくなる身近なStyleを貫いていたYu-sanのTacomaたが、DDPへ参加を重ねることで”ヤハリソチラヘ”といった感じで、Fiber Scudの仲間入り。
絶賛工事中が炸裂しているLooksだが、これは足回りPartsの日本出荷が遅延している為の暫定的な状態だ。
今回のPostでもCover Carとして申し分のないShotではあったが、完成前のクルマをこれ以上カッコ良く撮ってもね・・・っというSelf Limitterが発動した。
でも、このTacomaはYu-sanのOKUSAMAのDaily Driveのクルマでもあるので、現状の足回りの切れ角は”相当シンドイ”とのことで、早く完成を迎えると良いですね。
・Spirit Works
“IKETERU GURACHERO”として、前回のDDPのCover CarとなったSpirit Works。
今回もSilveradoとSierraというお馴染みの布陣に加え、大量ATVを持ち込んだ。
・SXS
破断したリヤロアアームがようやく日本に到着したHonda Talon。
私もNASC Myoko以来の久々にSteering Centerが出た状態でのDriveとなったが、やはり”ちゃんとした状態”でのControlは実に楽しい。
Yamaha YXZが新たなOwnerの元へと旅立ち、今回のDDPが納車となり、新しいOwnerがこのまま九州へ持ち帰ることとなった。
・Subie Scud
今回が初登場のSubaru Scud。北米市場を意識したStyleにも見えるが、US仕様に陶酔するわけではなくJDMをベースにOff Road走るうえで必要な要素を補うための手段としてのUS感といった雰囲気だった。
・RHD Club
変わり映えのない(笑)いつもと同じCrewが集結。
これまでDDPのStill CrewのSecond UnitとしてSupportしてくれたKuro-shunがNarrow Style Pajeroを購入。
Five MartのFurukawa-san、某環八の某氏もPajeroを所有しているなかで、Mitsubishiは日本市場におけるPajeroの販売を終了。そんなPajero包囲網が押し寄せるなか、Kuro-shunはDDPやCamp Movementの影響でAWD車両を探してはいたが、”Mitsubishi車はちょっと・・・”とかワケノワカラン言動と紆余曲折をした後に納車となった。
Final BoutのCrewでもイカシタモンテロが居るんだぜ!って散々言っておいたのを付け加えておく(笑)
“DDPはどこのShop、どんなStyle、JDM、USDM、なにも縛りは存在しない”
そんな前提はありつつも、Tokyonurの被写体の概念としては絶対に譲ることが出来ないNGアイテムが、直前直左に対応するための、日本独自の自主規制によって誕生した悪しき文化”ガッツミラー”だ。
もはや翻訳してみろレベルの醜い物体だが、Ownerが走りに全振りしていたり、Second Car的な緩い所有Styleならば致しかたないと思うが、それなりにクルマを見せびらかす一張羅となると話は別だ。ましてや足回りに数百万円のModifyを施しているともはや理解不能である・・・
今回、Pajeroを持ち込んだKuro-shunもソレを言われるの承知で登場したわけだが、まだ購入したばかりだし、MSYさんとこでカメラを付けて合法的に直前直左に対応してみてはどうだろうか?
個人的には、アレとアレをするだけでMontero Mafia界隈が騒然とするIdeaがあるが、それは秘密にしておこう・・・実現したらCover Carだね(笑)
■Bonus Images