PHOTO,VIDEO&TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / Hiro Murata)
・Diary of the Lowbrain 2020 // TK Club Track Day at Sports Land Yamanashi
■Chapter.01
2020年は多くのヒトが1年を通じてのルーティンワークというか通過儀礼を辿れない非日常な日常を過ごしていたはず。Tokyonurの定例年間スケジュールも例外ではなく、Big Contentと言っても過言ではない下記のCoverageを今年は作成することが出来ずにいた。
・春のWEKFEST Prep – Ishikawa Bodyギリギリ作業祭り
・夏のSports Land Yamanashi – Lowbrain 走行会
喉元にシシャモの骨でもつかえたような状態で2020年も終えるわけにはいかず、ついでという距離感ではない2件のCoverage制作を同時進行で進めてみることにした。
Postする時間軸は逆転することにはなるが、まずは凍てつく寒さのFrozen Sports Land Yamanashiでの『Lowbrain劇場』の模様をお届けする。
■Chapter.02
いつも通りの早朝のコンビニでサイレントに合流をする、Lowbrain、Team Freee’s、4AG Cub、の一部のメンバー。
RyoheiのUSDM Hachiのリトラが手動式なのは秘密だ・・・・
対照的に前日入りをしているのが、Lowbrain Classics? Lowbrain Legacy勢だ。
Lowbrainを改めて説明しよう・・・
リーダーではなく”会長”というポジションのYassan。
そのYassanを狂信的に崇拝しLowbrainに加入した初期メンバーのAbeshin。先月、日光サーキットでエンジンブローするもなんとかSLYに間に合わせてきた。
LowbrainのPRもといMedia Relations的な役割を担うのがMuko-san(Kyokuto Skillz)。
生え抜きのSAGAMI SQUADと言って良いだろう。
彼らが前泊したLodgeは標高1000メートル超えだったため、車両が全方位凍結。まるでSwedish Rally・・・いや、未来から戻ってきたデロリアン状態・・・
今回、FドリのGenkiがD1 Lightsのサポートで欠席となったが、ここまでLowbrainのメンバーが同時に走行するのは稀有だ。
走りやすい気候ということもあり、心の余裕が生まれるのか夏の走行会では見られない、接近団体ドリフトを見せてくれた。
・出来車を買ったらで900イイネCar
そう、それは嘗てAbeshinが制作したS13 NA。コレ、そうとう乗りやすいと評判のクルマだったのだが、AbeshinがYassanのLevinの箱を受け継いだ瞬間から冬眠状態となっていた。
で、今回の走行会のタイミングでJJが購入したというわけ。
JJが”買いましたツイート”をしたところ、過去最高の900イイネがついた。これまでAbeshinが世の中に”押し売り”をしていたわけではないので、Twitter民には新鮮にうつったのだろう・・・Crownよりも人気なのがちょっと悲しいね(^-^;
実際に動かすのも2年ぶりとのことだったが、JJが適正なキャンバーに調整した程度で特にトラブルは発生しなかった。そして相変わらず良い動き。JJも”いつものクラウン”とは異なる軽快な動きに満足したようだ。
SexyknightsのDaigo-sanも以前仰っていたが・・・
『ツアラー系にしばらく乗ったあとに、S-Chassisに戻ってきたらツアラー系にはもう戻れなくなる。』
S-Chassisが持つ”乗り手をやる気にさせる動き”は病みつきになってしまう魅力なのだろう。
・恐るべし相模の3兄弟
今回も相模の3兄弟(末っ子はギャラリー)が揃ったわけだが、次男Yuyaは初のSLYにも関わらず、撮り手側的なジャッジでBestと言っていいビシキマな走りを披露。
もっと良いクルマに乗せたら・・・っと確実に伸びしろが広がると確信させられた。
・Team Freee’s – SANITORA Evolution
本人いわく、今回はいまひとつ・・・っと言っていたが、昨年のFinal Bout SSJ以来1年ぶりのSLYで熟成させたサニトラドリフトをきめていた。
エンジンパワーが致命的に足らないという問題は抱えてはいるが、足回りの試行錯誤の賜物で、ぎこちなさは完全に消え失せていた。
灯火類全面テーピング対策として、レンズ型に象ったアプリケーションシートを貼る芸の細かさ。
・4AG Club
4AG Clubから単身参加のNaozo-sanは、夏よりもカラダがバテないせいでおもいっきり走るから寧ろ水温上がっちゃうとのこと。Twitter同様にオアツイですねw
・埼玉技研 – SLY参上
練馬大根と共に関東を代表する4AG界隈の荒くれモノ集団(クラッシャー)というレッテルが付いてしまっているが故に、Dai-chanは厳格なサーキットオーナーのSLYに対しては相当な警戒心を持っていた模様。ヘッドライトは全面テーピングでBlack Mask仕様だ。
走りの方は、初めてとは思えない安定したクリーンな走りをしていた。多くのヒトが『峠みたい』と評するリズミカルなSLYのコースを楽しんでいた。
・John-kun
これまでBonus Imagesでは度々登場していた、John-kunの旧型コロナ。去年は毎周のように最終コーナーで刺さりかけていたが、今回はアンダーオーバーで散らかることはなく、この1年の成長をうかがえた。
TK Club名物(らしい)クジ引きでは何かが当選し、『コロナのジョンさん。おっと、ちょっとこのご時世にタイムリーな(^-^;』っと思わずアナウンスもたじたじに・・・
■Chapter.03
Running Free KaichoのVideoなどで”ラビちゃん”の愛称で親しまれているRobbie-sanも登場。
これまでの夏の山梨走行会に何度かOfferをしていたのがようやく実現。
10代の若者にはその偉大さが伝わらないかもしれないので、今年1月のPostで紹介しているので是非ご覧いただきたい。
Hey Man, What’s Up? // 2020 Expert OZ So-Ko-Kai Vol.14
https://tokyonur.com/2020/03/06/hey-man-whats-up-2020-expert-oz-so-ko-kai-vol-14/
現在制作中の2dr LevinではなくYouTubeでお馴染みのAT FUGAを持ち込んだ。和製Infiniti M35(Chris Forsbergもドリ車に)であるFUGAは、ECUの解析のハードルも低く、Lexus等の同車格のライバルと比較してコストをかけずに楽しむことができるようだ。
SLYにNA V8サウンドがこだました。
灯火類が無いのは、テーピングするなら外してしまえという発想だ。
最終ヒート前にYassanのCorolla Vanと入れ替えを行い、4AGでのSLYを満喫することで出来たようだ。そのFUGAはというと・・・おっと・・・
劇的な幕切れではあったが、Robbie-sanにとってSLYの地を走るのは実に10数年ぶりとのこと。グラスルーツドリフトの聖地ともいえる場所を懐かしんでいた。
『クルマが大きくなったというのもあるけれど、なんだかサーキット自体が小さく感じた』たとのこと。
昔はピットの屋根も、ロングコースもなかったので大きく印象は異なるだろう。でも、オトナになってから嘗て通っていた小学校の通学路を通ったりすると、似たような感覚に陥るよね。
そんなLegend Driver、10代のYoung Generation、Nice Middleの思想とハゲしい走りが交錯する貴重な時間を過ごすことが出来た。
■Bonus Images