PHOTO & TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / HIRO MURATA)
OWNER : YU MIZUNASHI (@yu_mizunashi // @tacokichi)
・Daily Drive Battle Machines // Mizunashi’s Toyota Tacoma & Honda Civic
■Chapter.01
Yu-sanと言えば、”東京都米国エリアの真っ赤なEK4″というイメージを持つヒトは少なくないだろう。Tsukuba CircuitのTrack Dayを楽しんだり、本国のHDAYへ出向いたり、根っからのHonda Freakだ。
Grip派のYu-sanとは対照的に、Yu-sanのOkusamaはCefiroでDriftをしていたり(今はときどき)、Driftをルーツに持つ。Yu-sanもGripへの知見のためにと、Driftの練習をしていたこともあるが、その時に所有していたJZX100は、HEYMANで購入した後、一定の役目を終えて再びHEYMANに売却された。そのJZX100の役目として、“小学生プロドリフトドライバー”ことHiroya Minowaの練習機として使われていたそうだ。色々なところで繋がっていますね。
Grip、Drift、ノリモノ大好きなMizunashi Familyだが、ここ数年は別のイメージが先行してる。Toyota Tacomaを所有したのを機に、Outdoorにどっぷりとハマり、最近では”Tacomaのヒト”になっている。
これまでも、何度かEK4のFeature Coverageのために、何度かアプローチをしていたがタイミングが合わずに実現することが叶わなかったが、今回はTacomaに装着した6 Inches Fiberに色が入ったタイミングでSpecial Featerとして2台同時のCoverageとしてお届けする。
■Chapter.02
2020年の段階では“King Shockとか入れていないマイルドクラス”なんて言っていたが、Dirt Dependence Partyに参加する回数が増えるにつれ、「そりゃ~目に毒でしょう・・・」という悪いパイセン達の狂ったPre Runnerっぷりを目の当たりしていくと、「まぁそうなるよねw」っという至って自然な顛末だ。(笑)
長々と前ふりを続けたが、この1枚の写真で “語るより見ろ” “見れば分かるだろ”・・・Mizunashi Familyの最強Battle Machinenをご覧あれ。
そして、この写真をヒトコトで表現するならば、 ”男子高校生が想うカッコいい” を全て詰め込んでいるよね。ベタな表現をするなら、時計台の前の広場でMichael Jの憧れの眼差しの先にあったモノなんて言っても良いかもしれない。
Yu-sanが装着したMcNeil Racingの6Bulge Fiberglass Fendersは、本国でお披露目された当初こそ、個人的には”Tacomaにはマッチョ過ぎる”っと思っていたが、いざYu-sanのTacomaに装着された姿を見ると”アリ”と印象が180度変わった。これは、いかにもヤル気で暑苦しい黒やカーキと言ったPre Runner定番のカラーリングではなく、Toyotaの地味色”Magnetic Gray Metallic”が過剰な暑苦しさを軽減しているように見える。とはいえ、実際に間近で見ると、”物体のとしての巨大さ”は強烈で、StockのTundraを超えるSizeだ。
もしかすると、現行Tacomaの6 Inches Fenderは日本国内第1号かもしれないね。
このFenderは比較的新しい製品ということもあり、Pre Runner系Fiberを施工する際にチリガバでいつも苦しめられる板金屋さんのふりをしたPre Runner屋のBlue Label Auto EngineeringのKizu-sanも、「今回はそこまで酷くなかった」とコメントしていた。
輸入が難航していた足回りも無事に全て揃い、Dirt King Fabricasion Long Travel Kit、King Shocks Front 2.5 Long Travel Spec Coilovers Rear 3.0 Stage3 Race Kitと抜け目ないPackaging。
Pre Runner定番のMethodではなく、Summit Offroad Wheels 9J 17 -25にToyo Tires Open Country M/T 35×12.50R17という組み合わせも、実にYu-sanらしいSelectだ。
実際、この手のPre Runnerって乗り心地ってどうなの?っと疑問に思うヒトも多いだろう。
“割と細かい入力に対しては車高調のクルマのように感じるけど、フルバンプするようなBig Bumpには懐が深い。”っとのことだった。
こんな大柄なクルマ、さぞ日本国内では運転し辛いだろうと思っていたが、いざ運転を変わってもらうと「あぁぁーーーーー!!!トヨタ!!!」っという、小指1本でもSteeringを回すことが出来る近代Toyota車の均一されたHandlingが健在だった。さらに、アームも入ったことで切れ角も充分で、小道でも驚くほどにスイスイと進むことができる。まさに、Daily Drive Battle Machinesといったところだ。
■Chapter.03
SNSでは有名だけど、そのDetailを見たことがあるヒト、FeatureしたMediaは以外と少ないのが、Yu-sanの愛機のEK4。
Circuitを走るためのModifyは一通り全て整っているといえるSpecだ。
・RAYS TE37 Sonic F 7j 15 +25 R 6.5j 15 +35
・ADVAN Neova F205/50R15 R195/55R15
・Crux Suspension – F 20k R 16k
・Firstmolding – Flugel plate
・Mugen Tower Bar / Mugen Air Cleaner、Mugen 4-1 Manifold
・Koyorad Aluminum 2-layer
・Overwriting an OEM ECU
・Safety21 – 10 Point Rollcage
・Buddyclub – Exhaust Spec2
Terra CrewとHDAYのStrapが並ぶInteriorというのも、なかなか見る光景ではないかもしれない。
本来であれば、”このクルマにとって正しい場所”であるCircuitを走行するタイミングでの撮影を予定していたが、今回のTaomaメインでの2台同時Featureということになった。
“EKなんて、世の中にいくらでも居る”って思いがちだが、目に入ってくる情報を整理すると、Club Track仕様であり、KanjoのFlavorもあり、どことなくUSの香りもする。そしてDaily Carなのに美しい。(日常で乗れるということが大事)
そして「この鮮やかなな赤は何?」っと聞いてみると・・・
“明るめの赤にしてくれってお願いしたらこーなったw”
っとのことで、特に想定した車種の色は無いようだが、スポーツカーとしてのアプローチでは定番な色とスタイルだけれど、全てを総合すると実は意外と居そうで居ない唯一無二のBattle Machineなのであった。
で、最後にとんでもないオチを付けると、何を隠そうEK4はYu-sanの通勤車であり、TacomaはOkusamaの通勤車なのだ・・・・夫婦揃ってこんな狂ったBattle Machinesが日常のアシという・・・恐るべしMizunashi Family・・・