PHOTO &TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / HIRO MURATA)
・Long Time No See // GUNSAI ATTACK with SHOWOFF 2021
■Chapter.01
Gunma Cycle Sports Center。伝説的なCar Media”Hot Version”の聖地としてその名を知らない者はいないだろう。Tokyonurにとっても、GUNSAIという場所はとても重要な場所である。Tokyonurがまだ世に知られていない黎明期に撮影を行ったJAPLAND TV主催の“KAMIKAZE DIVE”(2016)。このCoverageを発端に国内外のCar FreakにTokyonurを知ってもらうきっかけとなり、多くのヒトと出会い繋がりをえるきっかけとなった大切な場所だ。
■Chapter.02
Entry状況を全く把握せずに現地に辿り着けば、そこには実に久しぶりな顔ぶれが。そう、SexyknightsのMush-sanとEnokin-sanだ。
2019年に本国USAで開催された”Final Bout Gallery“で5日間のRoad Tripを共にした仲だ。同年10月に日本で開催されたFinal Bout Special Stage JapanにもEntryをしていたが、台風19号の影響で交通網が断絶されMushはCircuitへ辿り着けず、結局そのまま会うことが無かったのだ。
それが、GUNSAIという場で2年ぶりの再会。思わず『おぉぉ!ウィスコンシンぶりだね!』っと「ウィスコンシン言いたいだけですやんw」とEnokin-sanとも感動の爆笑渦に包まれた。日本に居る者同士なのに、ここまで遭遇していなかったのも珍しいですね。
何台持っているの・・・っとも表現されるMushのFCは、Mazda Legendary Liveryの”Charge”カラーにPaintされた。このPaintはEnokin-sanが一晩で全て塗り切ったという涙ぐましこぼれ話もある。
Tokyonurではお馴染みのInokuma-kunも姿をあらわした。
”低いのにウマいね”っという表現は彼の評価としては正しくない。”低くてもウマい”という表現こそが彼の評価だろう。低いだけで安パイな走りではなくて、低くても速くて誰にでもついていく事ができるウデとクルマ造り。KAWAII Liveryに騙されがちだが、その強烈な走りのセンスはMushもリスペクトするほどだ。日本のDrift界における伝説的な人物と平成GENの若者がクロスオーバーする瞬間。互いの存在を認め合うという、とても素晴らしい瞬間でもあった。
Kamikaze Diveの際には、裏方として多大なる協力をしてくれた(っと当時JAPLANDが申しておった)Ooki-sanとは久々の再会となった。Aristoに至っては2016年のKamikaze Dive以来ぶりだ。ちゃんと動いてました。
Lilo & StitchのDr.Jumbaのような見た目に変化。確かに(笑)
走行本数こそ僅かだったがアツい走りをしていた。
■Chapter.03
Car Show Areaで1人Levelの違うBuildを披露していたのが、Yanagi-kunのEG6だ。
現在の仕様ではIndoor Showの常連だが、ここ至るまでは走り至上主義故に、度重なるCrashを克服して車両Buildをしている。魅せる時期として一定の満足を得たら、また走りに全振りするムーブをしてくれるだろう。
RPF1もマッチしているが、Generic SW388(Rega Master)時代のLooksが非常にイケていただけに、復刻されたSW388での姿を見て見たい。現代の技術で蘇ったSW388は割れないし漏れないはず・・・
Jun-sanのPandem 33はNew Turbine仕様での最後の慣らし段階ということで、今回のEventでは走行は無く展示のみだったが、先日無事にShakedownを終えたようだ。無事にね。
現状では非常に珍しい180SXのNew Pandem Kitを装着したAwano-sanのD1 Lights号。実物は初めて見たがRenderingで見る以上に車種不明感が強烈だ。
■Chapter.04
ClosedなCircuitとはいえ、GUNSAIは非常にRiskが高いCircuitであることには違いはない。特に秋のGUNSAIでは落ち葉に覆い隠された苔にのって、横転する車両を過去に数台見てきた。その多くはDriverが無事のケースだったが、重篤なことに至る事例も発生している。
Driverにとって危険であるということは、必然的にSpectatorにとってもRiskが高いということでもある。GINSAIは公道のガードレールと異なり、基礎が打たれていないガードレールのため、Spectatorを保護する目的は無い。GUNSAIはあくまでも”Cycle Sports Center”自転車用のCircuitとして建設されたため、ガードレールはTrack Limitとしての気休め程度の存在だ。
今回のEventでは所謂”Hot Version順走レイアウト”(ヘアピン下り)での走行は行われなかったが、Galleryをする際には速度がのるアウト側には絶対に居てはならないし、ガードレールに手をかけたりす行為も非常に危険なのだ。
また、近年GUNSAIを舞台とするEventが増えたことにより、地域への配慮を欠如した一部の車両の往来が問題視されている。Circuit周辺には民家も多く、Circuitを借りる側、走る側、見る側、情報を届ける側、全ての人達が大切な遊び場を維持するために、今一度己の振る舞いを見直す時期にきたのかもしれない。
※今回のEventでの苦情ではあらず。
■Bonus Images