PHOTO,VIDEO&TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / Hiro Murata)
・Fuji Speedway Hotel ,The Unbound Collection by Hyatt // Fuji Motorsports Museum
■Chapter.01
2022年10月7日にOpeningを迎えた、Fuji Speedway Hotel ,The Unbound Collection by Hyatt、及びFuji Motorsports Museum。
長年Tokyonurに語らせたら終わらない”FSW愛”のなかでも、「現代にRenewalされたFSWは、施設そのものが美して住みたいぐらいに好き」っという迷言は、シラフでも仲間内に語っていたほどである。そのFSWにHotelの建設計画が発表された段階で、「あっコレはOpeningの日に絶対行くやつだ」っと、仲間内でも囁かれてた。
いざ、予約開始日を迎えると、同じくFSW FreakのヒトリであるThe Check ShopのOtsuka-sanとの水面下でDMの応酬劇が始まる。
“開業日に泊まるんでしょ!?(笑)”
“オッサンがヒトリでハイアットに泊まる!?泊まりたいけど迷うわぁー”
“あ!俺Luft8と被ってるから無理だ!(実際、当日はSUGOへ)”
っと、刺激しあうなかで、サクッとOpening DayのReserveに成功。
FSW Hotelに併設というか、Hotelと一体となっているFuji Motor Sports Museumも予約制なので、HotelのCheck in前の枠で確保済み。
とは言え、なにか意味があってのOpening Dayの宿泊だと尚更都合が良いわけなのだが、丁度その翌日にMount Fujiの反対側で開催されるCamp in Music Festivalに向けた前泊という口実もこぎ着けることに成功し、実にSmoothなPlanningとなったのである。
■Chapter.02
建設中の姿は遠巻きに幾度となく目に入っていたわけだが、いざFSW West Gateを訪れてみると”Hellaflush Japan”が開催されていた”あの日あの時”のFSWの面影は無く、実に洗練された周囲の光景も相まって(現在、Smart ICに関連する施設を強烈な速度で建設中)、まるで別の世界に来たと錯覚するレベル。
HotelのEntranceに到着すれば、Hyatt Quality(初日につき多少な不慣れもかわいらしい)のオモテナシでアテンド。まさか、Opening Dayの宿泊者の中に、Roof RackにCamp Itemを満載したSUVが訪れるとは想定外だったのか、地下Parkingの全高制限を徒歩で確認に行って頂くことに。
無事2.2m制限をClearし駐車完了。Parkingの周囲の車両はLamborghiniなどの高級車が停まっており・・・悲しくなるのでそこまでにしておこう・・・
※地下駐車場は宿泊者だと便利だが、Museumへの来訪だと地上駐車場が便利です。
いざ、Museumへ入場すると、一見して強いTheme性をもった展示Conceptだということが分かる。
“モータースポーツ”という軸に、所謂「馬車に代わる・・・」といった導入から、Manufacturerの垣根、時代と文化を超えた展示が行われている。
個人的に刺さったのは(そしておそらくTokyonur Freakの皆様も)、FISCOをThemeとしたAreaだ。FUJI GC Seriesに向けてMoon Craftが製作した Footwork ColorのSpecialに始まり、R391でCloseされる。
幼少期にテレビで録画放送された番組の実況の声までフラッシュバックしてくるほど懐かしさを感じる・・・
日本人は、この手の車両展示を無料で見れることに慣れ過ぎてしまっているが、CircuitをThemeにした展示はFSWでしかできないことであり、今後車両入れ替え展示が行わる際にも期待をしたい。富士スピードウェイの歴史って改めて凄いよねっと再認識させられた。
※土日平日/現地窓口/オンライン/年齢で入館チケットの価格が細分化されているので、来場の際はオンライン発券をおススメするが、時間指定があるので東名の渋滞には要注意だ。
そして、「おぉドリ車ね・・・」っと、軽く流してしまいそうになったが、ふと足元に目線を注げば、”DriftとはIllegalな側面から誕生したRoots”といった、社会通念上なかなか語るのは困難な要素を写真で理解させるApproachをしている。
この手の要素は、なにかと無かったことにしたり、蓋をしがちだが、きちんと歴史認識を行い、それを後世に伝えていく心意気が素晴らしい。
2019年に訪れたPetersen Automotive Museumでも、Kaido RacerやStreet発祥のCar Culture、映画の劇中車をThemeとした展示を行っていたように、”成熟したMotorsportsの裏側にあるもの”としての理解とも言える。
展示Floor自体は1F~2Fの2Floorのみで、観覧滞在時間は短めではあるが、Motegi Collection Hall、Nismo Show Room、Nissan Heritage Zama、STI Gallery Mitaka、そしてToyota Collection Hallでは見ることの出来ない、”Motorsportsのオモテトウラ”を垣間見ることができた。
■Chapter.03
Circuitに併設されたHotelだと、これまでにNurburgringのDorint、Lindner Congressに宿泊したことがある。また、Hyatt GroupのHotelは、Andaz Amsterdam、Andaz Tokyo Toranomonに宿泊した。
それらの経験を持ったうえでのReviewだが、ズバリ”非常に良い”。
宿泊した部屋は最上階の8FのCircuit ViewというFSWの最終コーナーからホームストレートを見下ろす眺望。
そして、なによりも驚かされたのは、FoodのQualityとVolumeだ。
今後、宿泊無しのRestaurant単独利用を視野にした後学のために非常に分かりやすいMenuをRoom ServiceでOrder。(今回の宿泊は滞在時間の余裕がなく)
・CAESAR SALAD Shizuoka Romaine Lettuce, Smoked Bacon, Crouton, Parmesan Cheese
・BOLOGNAISE Fettucine, Japanese Beef Ragout, Parmesan Cheese
・“JUN’S BURGER” Japanese Beef, Cheddar Cheese, Bacon, French Fries
当日、朝からなにも食べていなかったにも関わらず、きちんとサラダとパスタのみで胃袋を満たしてくれる満足度。(Burgerは時間をあけて夜食として食べましたが、どことなくLindner CongressのBurgerに似ている雰囲気があった。これはNBR好きのToyota指導のMenuなのかと勘繰ってみたりもする)
翌日のFestival会場でこの話を”とあるOKMT SHA-CHO”にすると”これでFSWで折り鶴以外のご飯を食べられる・・・”っと、富裕層の方々のRestaurant利用としても、おススメ出来るのだ。
なので、平日スポーツ走行を行っている富裕層の皆様にも、是非FSW HotelのRestaurantに訪れてもらいたい。
到着時は豪雨で、尚且つ夜間と早朝は濃霧だったが、太陽が出てからは差し込む朝陽しも美しく、屋上のTerraceからはMt.Fujiも拝むことが出来た。
今まで見ることが出来なかった景色というだけでも、宿泊した価値を感じ取ることができる。
Villa Style(Cottage)の棟もあり、Group宿泊をするのも楽しそうだね。
長年待ちわびていたHotel、そしてそのOpening Dayに宿泊することが出来たというバイアスは少なからずあるが、本当に心の底から経営が軌道にのって欲しいなと、微力ながら応援しております。
とりあえず、みんな!FSWへ行ったらLunchだけ食べに行こう!