PHOTO,VIDEO&TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR / Hiro Murata)
Special Thanks:Taira Kenich(runrun1980)
・Overland Experience // Grid Point & Meet Up Camp at Mt Fuji AFP Camp Field 2020
■Chapter.01
これまでも幾度となくMercedes-Benz SprinterをFeatureするPostを行ってきたが、そのムーブメントの仕掛け人とも中心人物とも言えるSprinters Life(The Check Shop)のOtsuka-sanがCampをするという。そのEvent “Grid Point”は東海エリアをベースに新しいOutdoor Styleの訴求を行うField Styleだ。
とは言え単身で行くのもな・・・と思っていたところ、いるじゃないアノ人が。そう”runrun”の愛称でお馴染みのOutdoor Fashion Stylist – Taira-sanに話を振ってみる。
“どこが運営?Field Style!行きましょう”っと即答。本人は”Outdoor以外の仕事も全然やってるのだけど分かりやすいからそういうことにしている”と。で、『そこどういう繋がり・・・?』っと思うヒトもいると思うが、話しは20年近く遡るので機会があればね・・・
■Chapter.02
Camp SiteのEntranceにはSprinterの御一行の姿。Sprinter Lifeが日本各地に納車したSprinter(906/907)が集結する様は圧巻。これから作りこんでいくという段階の車両が多いが、既に其々のオーナーの個性が出てきている。あれだけ人気だったグレーが1台も居ないってがも逆に珍しい。
先日のPorsche Day 2020のPostでは”LiftしてMT Tireを履かせて登場だ”と盛り上げつつ書いたものの、The Check ShopのMechanicも多忙を極めProsche Day同様のドンガラなRacing Service Van仕様のままとなった。
とはいえ小技としてオーニングのステーを車体側にマウントしたり、Derosa BikeをSea Suckerで背面Mountしてきた。そのDerosa Bikeで本栖湖へ向かったらしいが、激坂を見て引き返してきたことは秘密にしておこう。
■Chapter.03
白いVANばかりFeatureしても一部のヒトしか喜ばないので、その他のクルマにSpotをあててみようと思う。
北米のOverland Sceneの主役はWrangler、GX、4Runner、Tacomaの4台だが、日本でもJL/JTが確実に増えていている。JK型から大幅にPriceが高騰したにも関わらずだ。JK型のNegativeな要素を消してきただけあって価格に見合ったModel Changeだったということが証明されている。でも、JK型の”お得感”は無くなったけどね。
“いたって自然”なPandem製Over Fenderを装着している車両は居なかったが、User Carでの装着例を早く見てみたいものだ。
日本では4Runner/Tacomaが販売されていないこともありFJ Cruiserの姿が未だに多い。
そしてこの近代Overland Communityの隙間に食い込むSubaruというわけだが、そこにHondaのつけいる隙が無いのは日米同じ。マーケティングでどうにかなるレベルではないのが致命的・・・(日産もだが・・・)
Ridgeline、Pilot、Passportでこういうことをするというイメージが湧かない。・・・高くて中途半端で変わり映えのない都会的なエクステリア・・・トレンドに迎合せずに、ラインナップの序列関係を崩したくないというUS Hondaの頑なな社風もあるのだろうけどね。ElementのようなCategory Breakerはもういらないということだ。
■Chapter.03
Grid Pointの何がトガっていたかといえば、もうそれはこの一言につきる。Overlandという明確なお題はあるものの、そこに集うOwnerの個性はOverlandというカテゴライズに拘束されていないということだ。
何よりも感動したのが、Mooneyes Hot Rod Custom ShowにEntryしていたC10や、Old SchoolなChevy VAN、極めつけはFerrari 308という強烈な車種ラインナップ。
昨年、同時期同エリアで開催されたTruck Masters/FEAとも一線を画す、実に個性的でOne&OnlyなEventだ。ドレかヒトツに特化するのも専門性という意味では良いことなのかもしれないが、逆説的な意味ではヲタク臭が漂うだけの閉塞的なEventとなる。
Grid Pointはヒトとヒトの新たなコミュニケーションから生まれる新しいCar Life/Outdoor Life Eventであったと思う。
現に、Ford Econolineに乗るOwnerが興味津々だったというSprinter。偶然会場内でOtsuka-sanと遭遇して試乗までしたというのだから、Otsuka-sanも実際に現地に出向いた甲斐があったと言えるだろう。Otsuka-sanが過去にEconoline、Expressと一通りCommercial Vanを実際に乗り尽してきたからというところに説得力を感じるヒトが多いのは間違いない。
日本の多くのOutdoor Freakが接してきたであろうGo Out CampのSocietyを通過せずにOutdoor Lifeを楽しんできた私にとっても実に新鮮な世界でした。
■Bonus Episode
Otsuka-sanも寒さには相当警戒していたようで、先に現地入りしているTokyonurに直電が。
“だぁーーーれも電話つながんない!どーなのそっち!雨?地面は?寒いのか?!いやそこまでって感じだよな?でもコタツ買ってくわ!”
『俺は達人だよ?(キャンプしたことないけど)なにも問題ない!』と豪語していたOtsuka-sanだが、周囲から寒さ警告をうけTokyonur界隈で盛り上がりをみせると”野外でコタツ”を採用。
この”CampでKotatsu”は昨年ふと思いつきで始めた個人的ブームであり、元祖USDMの親分であるOtsuka-sanがJDMなKotatsuで温まる姿は実にシュールだ。お値段以上の温かさを体感できたようで一安心だ。
日本の冬の伝統的な意識喪失アイテムであるコタツを屋外で使う新しいStyle。Sprinterと異なり私のシェルター内では高ワットな電源を取れない関係で、コタツの熱源はコンパクトなホットカーペットを使用している。お洒落なCamp Lifeとは真逆だけれど、正解なんて存在しない其々のスタイルがあってオモシロイでしょ。
これの何がイイって、衣食住⁺娯楽(Cooking、Eating、Drinking、Theater、Sleep)が全その場で座ったまま完結できるということだ。靴を脱いで、温かいフロアに座ったら、雨が降ろうとも室内はヒーター(CB-8)で常にドライ。換気をしたければベンチレーションから隙間風を取り入れればよい。そしてドーム形状ではない直立した壁4面(360×4)に囲まれたいるので、閉塞感は皆無で室内で立って歩くことが出来てそのまま寝られる・・・『屋外でほぼ家』というわけだ。この環境が快適過ぎてSummit SeriesのTentを張ることが全く無くなってしまったぐらいだ。
そしてその代償は大きく、一度入ると抜け出せなくなるのは言うまでもない。Taira-sanもコタツに入りProjector(Full HD/300ANSI Lumens)でJeff ZwartのVideoを見始めて3分後には撃沈していた。
North AmericaのVan Life連中に土禁ベースの室内設計にKotatsu Systemを取り入れさせてAmazingと言わせてやりたいところだ。
■Bonus Movie
■Bonus Images