PHOTO,VIDEO&TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR)
■Cahpter.01 – Static
本来であればStaticよりもRacingがメインなイベントなわけだが、余りにも衝撃的なカッコよさ(お色気レーシング)を披露した、The Check ShopのGT3RSを語らずには始まらない。通称”Kambara-sanのGT3RS”(というかOwnerですね)は、2016年の段階で既にこの姿で完成形となっており、今回はPokalのDR5をBrushedからボディー同色のWhiteに変更。
Otsuka-sanの雑な説明”Wheel塗っただけでこんな評判イイ仕様”というわけなのだが、本当に一切の形状変更をせずにこの変化は驚きだ。Brushedだったときには気付かなかったが、935/924を感じさせるHeritageな魅力も持ち合わせている。これからDR5をオーダーする人は、カラードにするケースが増えるかもしれないですね。
ここ数年、Turbo Fan LookなWheelをリリースするメーカーも増えてきたが、Pokalは5年前からそのテイストを鍛造に落とし込んでますからねと言わんばかりだ。
前述の通り、2016年の段階で仕上がっていたクルマなだけに忘れている人もいると思うので、改めて補足をしておく。GT3RS(991)の標準サイズはF20:R21なのだが、Kambara-sanのGT3RSは前後20インチとなっている。これは腰高なフォルムになることを嫌いリヤを1インチ落としているのだ。DR5は面の主張が強いDisc Designなデザインなだけに、1インチ落とすのは全く持って正解なのだ。標準サイズのままだと”チョロQ”のような違和感が出てしまうはずだ。
The Check Shopの動向をWatchしている者からすと、もはや見慣れてしまったと言っても過言では無い、Mercedes-Benz Sprinter(W907)とBrian James Trailerの組み合わせ。Tokyo Auto Salon2019のBoothそのものの姿である。今回はRaceのTransporterとしてほぼStock状態の907だったが、Grid PointにはLift Upを施したもう1台の907で姿をあらわす予定となっている。
■Chapter.02 – Racing
豪雨のなかの開催となった昨年とはうってかわり2020年は見事な快晴。本来であれば『寒空のもと・・・』という前置きから始まるものだが、見事な快晴と見事な灼熱・・・10月末だというのに半袖短パンでも汗をかくほどだ。この気温はレースエントラントにも影響をあたえた。
The Check ShopのGT2RSはお馴染みのHoosierのSタイヤ。Nakai-san、Nagashima-sanを始めとしたRWB軍団はSlick Tireをチョイスしていたこともあり、晩秋の路面温度に対して最適ともいえるセレクトだった。予選でNakai-sanを上回る2ndタイムを叩き出したNagashima-sanはSlick Tireの影響か定かではないがミッションブローで決勝グリッドに辿り着けずリタイヤ。
The Check ShopのGT2RSは4thグリッドからNakai-sanのRotanaを猛追するも、中盤からフィーリングが悪化し大事を取り3位死守の走りに変更。
レースを制したのは5thグリッドから猛烈な勢いでペースをあげ、最後はNakai-sanとのRWB同門バトルに勝利したMatsumoto-san。空冷RWB軍団強し・・・
“空冷vs水冷”。 ”ヒト対ヒト”の闘い。日本でもDeepなドラマが繰り広げられているのだ。そんな空冷レーシングポルシェで世界をリードするRWB。空冷ワイドボディー一筋を貫いていたが、Porsche Day 2020で遂に997 RWB Kitのお披露目も行われた。これはまた次回のPostでFeatureしたいと思う。
■Bonus Movie
■Bonus Images