PHOTO & TEXT : HIRO MURATA (TOKYONUR)
・Excursion For Grown Ups // GRANZ Project – Fuji Speedway Short Course Track Day
“オトナの遠足”と題しているけれど、オッサン達が気軽に出歩いてはいけない体感温度をゆうに超越していた2020年日本の夏・・・Track内の体感温度は40℃を超えていただろう。バッテリー式の現場職人用の扇風機を複数個持ち寄ったり、エアコンの効くサポートあーに逃げ込んだりと、各々で身を守る術をとっている。しかしアツかった・・・・
珍しくというよりは、実は初めて訪れるFuji Speedway Short Course。FSW Short Courseの魅力といえば、背後に広がる伝説の30度バンクの遺構だろう。数々の名勝負とアクシデントをよびおこした巨大なバンクに囲まれるさまは、まるでLegend Driver達に見守られているような錯覚とオーラすら感じさせる。
昨今の4AG Clubも(Taku-sanを除き)遠征自体が減少傾向。Kojima-sanも久々のFSWにえらく新鮮な気持ちになったようで、「やっぱFSWいいねぇ~」とぶらぶらとサーキット施設内を徘徊していた。WasabiがFSWに居ることが凄く新鮮に感じる。
Major Force 04ことTaka-sanも同様で、「もう今日は観光気分だからね!」と意気揚々に前泊して走りはオマケのような雰囲気だった。PaddockにつくなりDriftの準備よりもCameraの準備に余念がない。昼休みには”映えSpot”を探索しに2台で徘徊。
Knight Riderスタイルの水温上昇警告Light Bar(Motegi Motors特性の”アホランプ”だ)漢字の[油][水]表記もイカス!!
Drift ParkにNashiyama StreetのCrewとアーティスティック板金界の巨匠が居るとのことで訪れてみたが、Are-kunは往路で立ち往生し無念のリタイヤ(汗)ご自慢のメガホンマフラーを見るのを忘れてしまった・・・巨匠の180は前衛的芸術のようなFenderと似つかわしくないIsland StyleのInteriorがご自慢らしい。
2020年は夏の山梨Lowbrain走行会が無く山梨の人達とは疎遠気味だったので、ここで再会することができたのは嬉しかったな。
■Bonus Images
Fuji Speedwayの入口では入場者全員の検温が義務付けられ、ショートコースでは唯一空調の効くピットビル2Fは閉鎖されていた。Drivers Briefingも室内ではなく、屋外での実施が徹底されていた。これはShort Course、Drift Park共にだ。先月訪れた際よりもチェック体制の強化に余念がない。環境に合せて流動的に新型コロナウィルス感染拡大防止に取り組んでいる。本来であれば東京オリンピック2020・自転車競技会場としての役目を担っていただけに、当たり前だった日常と現実の差をまじまじと痛感させられた。