Photo,Video & Text : Hiro Murata (TOKYONUR)
V8 Paradise // Monster Jam 2019 in Japan
■Chapter.01
2016年に大阪舞洲で日本初開催されたMonster Jam。当時チケットは一瞬でソールドアウトとなり関東での開催が切望された。そして2019年の会場に選ばれたのは西武ドーム。ドーム内では、舞洲の会場には設置されなかった巨大なランプも設置された。舞洲で開催された際はスペースの都合で小規模のランプのみのレイアウトとなったため、イベントとしてはやや不完全燃焼という思いを残すオーディエンスもいただけに、今回のレイアウトには期待がかかる。
■Chapter.02
今回はFreee’s イボイボタイヤ同好会のメンバーと同行。彼らは車両の構造や、スペアパーツが管理されているパドック、メカニックが使用するツールの興味津々だ。
個人的にはオフロードレーシングのカテゴリーは好物ではあるが、Monster Jamはオフロードカテゴリーなのかと言われると『極めて特殊なカテゴリー』というちょっとしたゲテモノ的な存在と思っていた。
しかし、いざ会場に足を踏み入れると、車のカウルを犬にしたりサメにしたりゾンビにしたり、もはやダサいとかカッコいいとかそういった価値観を全て超越したところにあるアメリカの娯楽そのものの姿だった。
Monster Truck、Big Foot、その呼び名は様々あるが、私が子供の頃(日本のバブル期)に東京ドームで開催されていた。当時はロッテリアを始めとしたハンバーガーチェーンはまだ目新しかった時代で、店舗内に設置されたLaser DiscのJukeboxでMonster Truckの映像が良く流されていたのを思い出した。
ショーの開始時刻に一斉にエンジンに火が入る。ドーム全体に反響する1500馬力を絞り出すV8サウンドがたまらない。伝説的なマシン”Grave Digger”も登場。初代は1982年に製造された、アメリカ国民であれば年齢や人種問わず多くの人がその名前を知っているはずだ。
■Chapter.03