PHOTO,VIDEO&TEXT : Hiro Murata (TOKYONUR / Hiro Murata)
・Spirit of Clubman // GT World Challenge Asia FUJI
■Introduction
“町のクルマ屋がさぁ~ 国際規格のレースで戦うって夢あるじゃん”
これまでも、TokyonurではThe Check ShopのOtuska-sanのClubman魂の一部を追い続けてきたが、今回のChallengeはその究極ともいえる。
FIA、SRO、GT3/GT4車両におけるGlobal規格、その領域にAmateur Driverの2人で戦いを挑む。
“Fanatec GT World Challenge”とは?
極東のMotorsports Freakとて、このネーミングに馴染みが無いヒトもいるかもしれない。
そう、これはかつてBlancpain GT Seriesの呼称で全世界Global開催されていた、FIA/SRO準拠のGT Seriesの現在の姿だ。時計屋からSimulator機器屋に冠Sponsorが変わるという時代の流れを感じる。
因みにSROは”Stephane Ratel Organization”の略称で、つまるところTouring CarにおけるGolden Eraを築いた”BPR”のJurgen Barth、Patrick Peter、Stephane Ratel、この3人の中の”R”のヒト。である。
■Chapter.01
イチPrivate Teamとして、とんでもない世界に飛び込んだThe Check Shopだが、いざPaddockを訪れると、そこには”いつもと同じチェックショップ感”。
とはいえ、Check ShopのRegular MechanicだけでOperationすることはせず、Race Weekのモノゴトの進行を熟知しているRace EngineerのHirota-sanを始め、様々なCategoryから強力な人的Support体制を強化したうえでの参加となる。
“いつものスポーツ走行に来た”と同等の、とてもRelaxした”いつものOtsuka-san”だが、Organizerからの統一されたRegulationとして、Pit&Paddockを純Race仕様仕立て上げ気持ちは高まる。
Hospitality Tentなんて、花とか置いちゃって”もうこれ”VLN(現在のNLS)みたいですやん!”っと思わず言ってしまうほど。実際に、何度もVLNやN24に通っていた時期があるTokyonurが言うのだから間違いない(笑)
FridayがThe Check Shop x Caymania Racingの初走行となったわけだが、HomeCourseともいえるFSWで快調にLapを重ねる。
Friday Session終了後には、全てのEntry車両を集めたPhoto Sessionが行われた。世界転戦StyleのRaceならではのProgramに、Otsuka-sanもCheck Shop x Caymania RacingのCrewもちょっと嬉しそう。
こういった”Entrant側が喜ぶ施し”が随所に散りばめられているのがこのSeriesの特徴のヒトツとも言える。参加する意義、Sponsorに対するAppeal、これらを高める機会はとても重要だ。
かつてコストの上昇で数々のMotorsports Categoryが消滅の一途を辿ったが、Semi-worksからMinimumなPrivate Teamまで、Costを抑えつつEqualに参戦を続けることが出来るようにするための努力とも言えるのではないだろうか。
とはいえ、ThursdayのPaid PracticeはCostの関係でThe Check Shopは静観。Otsuka-sanと共にSteeringを握る、”ポルシェを買ったらレーサーになっちゃった男”ことKobayashi-sanも自身のYouTubeで明るいToneで本音を語っていたが、”タイヤを温存しているわけではなく、これは恥ずかしいことでもある(でも我々はやりくりしてどうにかしてみるぜ!というポジティブなノリ)”
Costを抑えつつと言え、それはidlersやRush Cupのそれとは次元が異なるのだ。
■Chapter.03
SaturdayのQualify SesionをFuji Speedway Hotelから観戦。
上質なFood Menuを頂きつつ、快適なMotorsports Hotel Lifeを過ごすことが出来た。
以前のCoverageでも表現した例えだが、NurburgringのHotel Dorintの立地的な臨場感とLindner Congress級のQualityを兼ね備えている。
優雅な観戦Styleとは対象的に、Checkshop Caymania Racing渾身のAttack Lapは下記のResult。
・QF1
1:49.293
GT4 AM Class PP,GT4 Overall 2nd
・QF2
1:48.972
GT4 AM Class PP,GT4 Overall 3rd
GT4 Amateur Classでこそトップタイムだが、Orido-sanをDriverとして擁するTeam StudieのM4 GT4がGT4 Overallで他を圧倒する速さだ。
Spectator Friendlyとして、多くのMotorsports Freakに歓迎されたPit Walkでは、世の中のGT4 Racingにおける数少ないCayman GT4ということもあり大人気なCheckshop Caymania Racing。
Race内容に関しては、皆さん既にご確認済みなので割愛するが、GT3 ClassはCallaway Corvetteがまさかの勝利。CallawayにとてもFIA格式のRaceで勝利するという、非常にEpoch makingな瞬間でもあるが、それもそのはずでOperationするのはBINGO Racingで、DriverもIida-san & Takei-sanという強力な布陣だった。
この勝利を、C6 GT3の個体数の少なさを要因としたBoPの精度の温さによる恩恵だったと評する声もあるが、それに実に失礼である。もしBoPの恩恵だとするならば、予選からブッチギリなわけだが現実はそうではなく、Pit戦略、現役時代から衰えぬ身体能力維持するIida-san、Carrera Cupで着実にGentleman DriverとしてのSkillを身に着けてきたBINGO CEO Takei-sanの総合力が導いた結果だ。
GT4 Classは、Silver AM(Pro Class)のTeam StudieのM4 GT4が圧倒的なレースペースを維持したままPole to Winを飾る。
GT4AM Classは、Checkshop Caymania RacingがDebut RaceでDebut Winという、有言実行とも言えるResult。
GT3 ClassはIida Akira(水戸納豆レーシング)
GT4 ClassはOrido Manabu(水戸納豆レーシング)
そして、GT4 AM Classに、これまでHot Versionなどで車両提供出演をしていたThe Check ShopのOtsuka-sanが並ぶという、特殊で偏屈なマニア視点で考察すると、実に興味深いRace1のResultであった。
Race1終了後に、RaceのPAISENでもあるStudie代表BOB Suzuki-sanがHospitality Tentに祝福に訪れた・・・
Otsuka-sanは
“いやぁ~総合でも勝ちたかったなー(Studieを負かしたかった)”
っと返すと・・・
Suzuki-san『コッチがここまでくるのに、何年かかったと思ってるんだよ(笑)”』っと一同爆笑。『でも、Good Job!良かったね』
という言葉を残しTentを去っていった。
Hot VersionのGunsai Attackで見ていた人達が、ホンモノのレースフィールドで互いを称えあう姿。素晴らしいね。
Otsuka-sanは”Pro Class(SilverAM)を上回るRaceをしたい”と公言していただけに、悔しい悔しいとは言っていたが、ひとまずこの結果、内心嬉しいと思うけどね(笑)
■Chapter.4
Race2
“Race2の翌日にはRaceが無い”ということで荒れる展開が予想された。そして、荒れた。
Home-straightでAccidentが発生し、全車Pit Lane通過義務となったわけだが、そのRace Controlからの指示系統と伝達に不幸が発生し、ほぼ全ての車両がその義務を1周怠り、Pit Lane不通過。しかし、なかにはその指示を順守出来たTeamもあり、その対応の足並みが乱れたことで、暫定優勝でPodiumに登っていたD Station Racingを始めとした合計27台にタイムペナルティがレース後に課された。
そんなペナルティ組にCheckshop Caymania Racingに含まれたわけだが、それすらも味方につける結果となった。
このAccidentでSCが入ったタイミングで、GT4 Class TopのM4 GT4がストップ。さらにGT4 Class 2位を走行していたAkiland Racing(SilverAM)のLeadが消滅し、GT4 AM ClassのCheckshop Caymania RacingがGT4 ClassのOverallで1位という実質の下剋上達成となった。
運をも味方につけたCheckshop Caymania Racingが見事Race2でも勝利。
“SilverAM Classに勝ちたい”という目標すらも達成してしまったのだ。
この出来過ぎたStoryの裏では、Race1からRace2に向けてSetting変更を試みた結果でもあったりするわけだが、それはRaceであっても普段の市販車のTuningであっても、Otsuka-sanにとっのクルマ造りのマインドとしては、同じことなのであろう。
Race後に、Blue LabelのKizu-sanが残していたコメントがとても印象的で、全てを物語っている・・・
“これまで市販車をModifyしてレースカーを追いかけてたヒトが、自らそのレースカーの世界に飛び込み、その国際的な舞台で勝った!リスペクト!”
自らBrian JamesのTrailerにレースカーを載せて、自らSprinterのSteeringを握って、Shopに帰っていく。WEKFESTだろうが、GTWCだろうが、世界が変わっても”イツモト同じ”景色であった。
■Afterword
Tokyonurは、かつてPrivaterによるNurburgring Challengeに帯同する機会があったのだが、今回の”参戦記”のためにFridayからSundayの完全撤収まで滞在したことで”How to Build a Racing Team的な”、過去の体験と似たような感覚を体験することが出来た。
一つずつ、問題や障壁を自分達で乗り越えて、一流のRacing Team達と戦う。これは、Mechanicにとってもかけがえのない経験として、財産になったのではないかな。特にCheck Shopの若手にとってはね。(笑)
お色気レーシングからホンモノレーシングの世界まで、広く活躍するCheckshop Caymania Racingの次の舞台は、7/15-16の鈴鹿決戦!お見逃しなく!
■Bonus Images































































































































































