Photo & Text : Hiro Murata (TOKYONUR)
■Chapter.01
SpoonのIchishima-Shachoと共にHonda Tuningの世界を長年支え続けたImamura-san。今夏突如Spoon退職と同時にOTAMA LLCを設立。
まだ、何を造る会社なのか全貌は明らかにされてはいないが、様々な垣根を超えたヒトとヒトとの繋がりをうみだす存在になる事は間違いない。
TokyonurとImamura-sanとの繋がりは、そう古いものではなく2018年に開催されたKanpachi Auto & Art Salonがきっかけだ。このイベントでも様々な異業種との繋がりを持つことが出来た。
■Chapter.02
Imamura-sanに気になる”OTAMA”の由来を聞いてみた。
嘗てImamura-sanがプライベーターとしてレースに参戦していた時代、「アノ人はSpoonの人だ。」とカテゴライズされることがあり、「それだったらスプーンに似たような形状をした調理器具のオタマを名乗ろう」というのがきっかけらしい。
また、日本で2000年代前半に栄えたSNS”mixi”のハンドルネームでも”OTAMA”を名乗っていた事から、Imamura-sanを古くから知る人はOtama-sanと呼ぶ人も少なくないとか。
■Chapter.03
OTAMA LLCは埼玉県入間郡三芳町にファクトリー(スタジオ)を構える。実はこの埼玉南西部、西東京北部エリアは、非公開ではあるが多くの大御所プライベーターがガレージを構えているエリアという事でも知られている。既に、メイクスを超えたケミストリーが始まっているかもしれない。
OTAMA LLCを訪れてみると、Lowered 2 PerfectionのTakeru-sanとMitsu-sanとMeet upした。Mitsu-sanは現行モデルの15inch SW388をEJ1に履かせている事で、TokyonurのElementと繋がりを持った。オンロードとオフロードのSW388仲間といった感じだ。
Mugen RRに乗るTakeru-sanは嘗てElement SCをモディファイしていた時代に数多くの海外メディアに掲載されていた。現在そのElement SCは売却され、最終後期型のElementに奥様が乗られているそうだ。
互いに長年Elementオーナーであったにも関わらず、これまで接点が無かったのが、OTAMAという場で初対面というのも、メイクス、カテゴリー、ジャンルを超えた人々が出会う場所となるようにというImamura-sanの想いが既に実現したのではないかなと感じた。
堅苦しくない言葉で言い換えれば、、、
『同じジャンルで凝り固まっていないで、人と人との繋がりを広げて新しいことをしていこうぜ!』ってことだろう。
そんなOTAMA LLCとしての最初のイベントは、2011年に発生した東日本大震災後に東北エリアの復興を理念に毎年開催されている“Kday!!” Chapter 9に出展する事が決定している。