・日本人の感性には無い個性
「このエボXのオーナーは日本人ではありません。」「だからナニ?」
この色は勿論ラッピングなんだけど、バランスの良い適度なサイズのAdvan Wheel、Varisのボディーキット(頑なにワイドボディーは嫌いだと)、そしてAccuairのエアサスとアンダーLEDライティングキット。
見た目だけかと思わせておきながらR35 GT-Rのブレーキに換装。
エンジンチューニングはライトチューンに留まるが、これはオーナーが以前所有していたWRXで過剰なパワーチューニングの末にエンジンブローさせてしまった反省を生かしている。
残念ながらそのスザマジイ内装の写真は無いのだが、リヤシートにはワンオフのセンターコンソールウファーが鎮座している。(写真が無い理由は後半に・・・)
ド派手なんだけど、ディティールは物凄い緻密で、トータルバランスも凄く良い。
そう、この手のクローム系のラッピングを日本人がすると、どうにもトータルでやり過ぎてしまう感が否めないのに、このオーナーの采配は絶妙。
「やりたいようにやる!お手本なんて存在しない!」
それ故、改造費は1000万超えとの事で・・・
このエボXと初めて出会ったのはFresh Tokyo 2016。その後、ルークナイトでも何度か遭遇。
この辰巳PAの写真は、Fresh Tokyo 2017に集まるであろうクルマを事前にFeatureした撮影を行っていた一貫で2017年1月4日に撮影したもの。しかし、オーナーのプライベートな急用が入ってしまい、これだけ撮影してリスケジュールとなった。それ故、内装や走行撮影が無し。
そしてFresh Tokyo 2017では2Fから1Fに移動する際に助手席に乗せてもらったタイミングで、携帯を車内に忘れるという失態をしでかした。そうTokyo Auto Salon Week真っ只中だというのにね。
それを察したオーナーがスグにinstagramのDMで「携帯忘れてるよ!どうやって届ける?」っと聞いてきた。勿論私は携帯ではなくiPadで受信したけど。
数日後、本当は彼らのスケジュールで来る予定が無かったにも関わらず、私が取材をしているTokyo Auto Salonの会場まで届けに来てくれるナイスガイ。
で、何故その話を今するのかというと・・・
彼の相棒であるR35も最近モディファイを加えたので、その完成を待って「2台同時に撮ろうね!」っと思っていた矢先、なんと売却が決定。
既に福岡在住のオーナーの手に渡ってしまった!
いやーほんと、この2台をセットで撮るロケーションも決めていたのに残念極まりないけれど、新たなオーナーが羨ましい!
Evo Xはこの非ワイドボディーのVaris顔がパーフェクトに近いデザインで、もし自分がエボXを購入するならばコレ・・・という理想形でした。
カナードとリップとGTウィングを外して、ダックテールを付ければ更に最高。
でも、この色にはこれくらい派手なエアロキットが付いていた方が様になるね。
既に新たなオーナーとコミュニケーションが取れているので、自分が福岡に遠征する機会
があったら、東京には無い景色で再撮影も計画中・・・
でも、フラッと辰巳に行けば結構な確率で出会ったいたこのエボの姿がもう東京に無いというのはちょっと寂しいね。
Retrospective – Fresh Tokyo 2017
Retrospective – Luke Night Meet 2016
Retrospective – Fresh Tokyo 2016