Video : Yosuke Kurosawa
Photo & Text : Hiro Murata (TOKYONUR)
Translation : Ryohei Takahashi (THEBRIDGE)
Presented by KOYORAD USA
Final Bout同様にグラスルーツモータースポーツのフィロソフィーを基本理念とするSLY Summit。日本初のアマチュア競技ドリフトである、いかす走り屋チーム天国大会第1回大会の舞台となったスポーツランド山梨(SLY)を開催地とするのも頷ける。
一部のエントラントはSLY Summitと10月に開催されるFinal Boutとのダブルエントリーとなる為、今回はシェイクダウン及びチェック走行に重点を置いた。
■主催 Class
殆ど草ヒロ(草むらで放置されたヒーロー)と化していたOkata-sanのS13。
日々ナデナデに勤しむ、いや板金作業に勤しむ板金屋さんのふりをした主夫だ。
Okata-sanは年に1回の仲間達との走行会を楽しみにしていたにも関わらず、アリストのDai-sanが1ヒート目のチェック走行でオイルクーラーからのオイル漏れで早々にリタイヤ。Okata-sanがジョークで壊れろ壊れろと念じていたのが現実のものとなった(汗)
さて、主催のLowbrain一行の様子を見てみよう。出来立てホヤホヤのYassanのCorolla Vanは案の定激しいジャダーに悩まされたが、外から走行を見ている範囲では以前のレビンよりも気持ちの良さそうな走りをしてた。これはFinal Boutでも期待大だろう。
Ave-shin-sanの旧Yassan号は足回りを刷新した甲斐もあって、アンダーステア地獄から解放された。Final Boutでも得意の煽りアクセルでCallドリをしてくれるだろう。
Ryohei-kunのUSDM Lookのトレノは「あの~ 元Freee’sのヒト… S12 Silviaに乗り換えたの?」っというコントのような会話もあった”拘りの強い”前期USDMバンパーから、トラディショナルなGoodlineのバンパーに変更。断然コッチの方がかっこイイネ!(笑)
Final Boutに向けて、着々とポテンシャルを上げつつあるLowbrainなのであった。
■昭和車 Class
ハコスカ4台、S30、510、その他多数の超高級旧車達の姿…ドリフトの走行会とは思えない、Super Expensive Classとも言える。しかも年々このカテゴリーのエントリー車両が増えつつある。貴重な旧車をミントコンディションで保管する人達がいる傍ら、走りに全フリするクレイジーな日本のカーガイが居るということだ。
しかし、走行してまもなくSLY Summit久々のオイルお漏らし・・・
スポーツランド山梨でオイルを撒くという事は、その場に居る人全員が凍り付く事になる。社長のお叱りは他のサーキットと比較にならない。
今回も、「呼んでこぉおおい!!!」「キャッチタンクの無いクルマはオイル噴霧機なんだよ!」「全車車検するぞぉ!」「確認できるまで走行再開させねぇ!」
でもね、これらは走行する人達やギャラリーにとって安全第一であるべきという強い思いがあるからなんだよね。オイルが撒かれた直後の周にMasahiko-sanのソアラは1コーナーでオイルに乗ってあわや崖登りだったしね。
一部のエントラントは社長のその声を聞き、ゴミ箱から蓋つきの空き缶を探し始めた。運悪く?モンスターエナジーの空き缶しかなく「カッコつけてモンエナの缶を使ってるみたいで超恥ずかしい・・・」というね(笑)まぁ、そうだよねw気に入ってモンエナの缶を使ってるみたいw
一方でオイル処理の作業に協力する者は何故だか皆笑顔。ここ数年、社長に怒られていなかった事もあり、「きたきた、コレコレ」的にアガるものがあるね。
「いやそんなにホウキのヒトいらねーよ」と言われる始末。でも、みな協力してオイル処理を行った。
Final BoutでSLYを初めて走るヒトは、絶対にオイルを漏らしてはいけないという事を肝に銘じて欲しい。
オイル旗解除後はElement Tokyonur Safety Car先導による、コースチェックランが2周おこなわれセッションは無事に再開された。
■ナシヤマストリート Class